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チョコボール訴訟


「チョコボール」


みなさんは、「チョコボール」と聞いて何を連想しますか?

「ボール状のチョコレート」? あるいは 「森永のキョロちゃん」?

「チョコボール」(第5149690号 )


「チョコボール」は、チョコレートを使用した菓子を指定商品とする森永製菓株式会社の登録商標です。

そもそも「チョコボール」は、その商品の原材料、形状などを普通に用いられる方法で表示する標章のみからなる商標であるとして、3条1項3号により登録をうけることができないものです。
しかし森永製菓株式会社は、「チョコボール」は、自己の業務に係る商品であることが全国レベルで周知であるとして3条2項の適用を受けて平成16年(2004)5月25日に出願し、平成20年(2008)7月11日 に設定登録されています。

3条1項3号に該当する場合であっても、使用をされた結果、需要者が何人かの業務に係る商品又は役務であることを認識することができるものについては3条2項の適用により登録を受けることができます。

訴訟


平成22年(2010年)12月27日、森永製菓株式会社が、アイスクリーム「徳用チョコボール」を販売している名糖産業(名古屋市)に商標権を侵害されたとして同社を訴えました。これに対し名糖産業は59年から「チョコボール」という商品名を使用しているとして「先使用権」という権利を主張して反論しておりました。 平成24年(2012年)3月30日付で裁判所の調停により、名糖産業側の主張が認められる形で和解に至ったようです。







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